カテゴリー:よのなか

生活保護費 冬季加算下げへ

政府は、生活保護の生活扶助のうち冬の暖房費などを援助する冬季加算の見直しの検討を始めた。北海道や東北などの寒冷地における支給基準が実態を上待っているという指摘や、社会保障制度の給付抑制をはかるもくてきもあるようだ。
冬場、暖房費や医療費がかさむとの判断から、11月から3月までは国内の全域で生活扶助に上乗せして支給されている。加算額は住む地域や背多雨人数により変わり、老京都23区の4人生体の場合は月5390円寒冷地北海道旭川の同条件で30,860円と7倍の開きがある。この加算額について、その算定根拠が妥当なのかどうかに疑問が上がっているようだ。
政府が調査した、家計調査を基に光熱費の額を試算すると、実際は東京と北海道では2倍程度しか開きがないとの調査結果もあり。こういった調査結果を基に、加算額の引き下げが検討されるようだ。


大学の構内に老人ホーム??

千葉県にある大学、千葉商科大学は大学構内に介護施設や病院を運営する法人の設置する特別養護老人ホームを誘致、開設することとした。当該施設は、老人ホーム、学生寮、デイサービスなどの複合施設になる予定で、学習を兼ねた形で、現場勤務を希望する学生を雇用することを想定している。
将来的には、開設法人に就職を誘導し、現場リーダーや管理職として就業することを期待しているとのこと。
大学の中に、特養の発想は面白いと思うし、学生たちにとっても、身近なところで、すぐに現場を体験できることは、マイナスにはならないと思う。ただ、どうも、今の人手不足をダイレクトに解消しようとする、手法が受け入れられるのかどうなのか・・・・もし、その部分を重視するのなら、すぐに、介護労働者不足の改善にはつながらず、遠周りになるのかもしれないが、大学の中にあるということを最大限に利用し、介護従事者や、利用者の環境改善につながるような最先端の研修・研究施設をめざし、介護職の質の改善を図ることで、根本的な待遇改善につながる、そういったものの起爆剤になれば、素晴らしいのにと考え、どう運用されるのか、今後の展開に期待したい。


65歳高齢者世帯 『老々介護が5割超す』

2013年の国民生活基礎調査で、介護が必要な65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、介護する人も65歳をこえる『老老介護』世帯がはじめて5割を超えた。これは10年間に行われた同調査結果から5.3%上昇し、51.2%になった。
介護が必要になった原因のトップは脳卒中で、認知症、高齢による衰弱と続く。団塊の世代と呼ばれる人の約半数が65歳以上になっていることから、今後も老老介護の世帯数は増加する傾向にあると推測される。
全国の世帯数は2013年6月時点で5011万世帯、このうち65歳以上の高齢者だけか高齢者と18歳未満の子供だけの『高齢者世帯』は1161万世帯、全体の1/4に達している。また、高齢者が1人でもいる世帯は2242万世帯で総世帯数の半数近くに達している。
今後、どのような形でサポートできるのか、介護保険の運用も含め、早期の対策が必要となってきている。

2014年07月17日14時19分09秒0001