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ニチイ学館今期、最終赤字35億円

ニチイ学館は10日、2016年3月期の連結最終損益が35億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は26億円の黒字で、一転赤字に転落する。国内では介護事業が人手不足の影響で下振れするほか、中国で今年の開始を見込んでいた介護サービスが来年以降に後ずれする。

 売上高は1%増の2755億円と従来予想を188億円下回る。中国では介護サービスの営業許可の取得が遅れており、同事業の売上高の見通しを147億円引き下げた。(日本経済新聞)


認知症をマシンで予防 ツクイ、介護施設100カ所に

デイサービス(通所介護)最大手のツクイは11月にかけて、約100施設に自転車型のトレーニングマシンを導入する。在宅の要介護者が通ってきた際に、体を動かしながらゲームなどをしてもらい、認知症の早期発見や予防に役立てる。

 新型マシン「コグニバイク」は国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)とリハビリ機器メーカーのインターリハ(東京・北)が共同開発した。要介護者は週に1回程度のペースで利用し、ペダルをこぎながら前方のタッチパネルに表示される課題に取り組む。簡単な計算問題を解くほか、動物のイラストから名前を選んだり、短い時間で数字を記憶して選んだりする。

 運動では時々足にかかる負荷を変えながら、ペダルを一定のペースでこいで速度を保つように求める。頭を使いながら有酸素運動をすることで、認知症を予防する効果があるという。

 ツクイでは利用者ごとに心拍数やマシンのペダルの重さ、計算問題などテスト結果のデータを集める。認知症が発症しても過去のデータから異変を察知しやすいため、認知症の早期発見も期待できる。

 デイサービス施設は低コストで開業できるため、建設会社など異業種の参入も相次ぎ、全国で約4万3000カ所に達する。ただ、厚生労働省は介護報酬の増大などを踏まえ、今春に事業者が受け取るサービス基本料を減額し、小規模施設の淘汰が始まっている。

 一方で認知症の高齢者は2012年時点で約462万人おり、25年には最大730万人まで増えるとの試算がある。大規模施設を展開するツクイは、新型マシンなど他の事業者にない設備を加えて利用者を確保していく考えだ。


サルコベニアの自己チェック方法

サルコペニアの疑いがあるかどうかの自己チェック法もある。青信号の間に横断歩道を渡りきれない、ペットボトルのキャップが開けにくい、といったケースは要注意だ。東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢准教授は、筋肉量の判定に役立つ「指輪っかテスト」を推奨している。両手の親指と人さし指で輪っかを作り、ふくらはぎの最も太い部分を囲む方法だ。「隙間ができたら、サルコペニアの可能性が高い」(飯島准教授)

立命館大学の真田樹義教授もふくらはぎの周囲のサイズと握力、性別の3項目を組み合わせ、計算式を使う方法を考案した。合計値が一定以下ならサルコペニアと判断できるという。今後、学会などに提案する考えだ。自己チェック法などが普及すれば「早期に危険度が分かり、寝たきりや介護などの負担軽減につながる」と真田教授は期待する。(日経新聞)