今日のお昼ご飯のお話なのですが、個人的に嬉しかったので・・・
朝のお迎え時の車内で
「今日はお昼何が食べたいですか?」
「そやなぁ、寿司かなあ〜」
「いなり寿司とかどうですか?合わせるなら何がいいかなぁ〜」
「お!いなり寿司ええな!ほな、きつねうどんも食べよ!」
「きつねうどん、出来てる揚げ買ってこないとですね」
「あかんで!買ったやつは味気ないわ!わしが炊いたるさかい、材料だけ買ってき」という流れから、男性ご利用者様が油揚げを炊いてくださるとのことに、、、
デイに到着してしばらく経ち材料をお持ちすると
「よしゃ、やろか。砂糖やら持ってこなあかんな」
と、普段は台所には来られない利用者様でしたが今日ばかりは率先して座席を立ち上がり、調味料集めからスタッフへの指導まで行ってくださいました。
お昼の時間になり
「美味しかったわぁ〜。おおきにな」
と笑顔を見せて下さっていました。昔から男手で子育てをされてきたとスタッフへよく話してくださっており今回、昔からされていた工程などを改めて見せていただき、スタッフにとっても貴重な時間でした。工程自体は多いものでは無いし、簡単な工程なのかもしれませんが、その方一人一人にある背景が見えた時に工程の数や難しさよりももっと大きな何かを感じることが出来る気がします。
自分で出来ることって若い頃は当たり前でも、皆さんにとっては嬉しいこと、自信になること、
そんなことをふと考えながら炊いてくださった油揚げを噛み締めました。(引用栗東インスタグラム)