口腔ケアで正しいのはどれ?
- 1. 歯肉出血があっても実施する。
- 2. 含嗽のできない患者には禁忌である。
- 3. 総義歯の場合、義歯の洗浄のみでよい。
- 4. 経口摂取をしていない患者には不要である。
○ 1. 歯肉出血があっても実施する。歯肉出血によって患者は耐えがたい不快感を生じるため、口腔ケアはとても重要である。ただし、出血を助長しない工夫が必要となる。
× 2. 含嗽のできない患者には禁忌である。含嗽ができない場合でも、吸引をしながら行うなど誤嚥予防に努めながら実施する。
× 3. 総義歯の場合、義歯の洗浄のみでよい。義歯をはずして義歯の洗浄を行うとともに、歯肉や口腔内の洗浄も必要である。
× 4. 経口摂取をしていない患者には不要である。経口摂取していない場合は、唾液の分泌量が減少して口腔内が汚染されやすいため、こまめな口腔ケアが必要である。