またあしたの仲間たちがふと思いついたことを気ままに発信

研修報告 『現場実践からの身体拘束廃止』

抑制とは、身体的拘束、薬物的拘束の他、『スピーチロック』(言語的拘束)「○○さん座って下さい」等、移動を抑制する言葉も含まれる
身体拘束がもたらす多くの弊害を提供冊子から学習する。

抑制廃止と倫理
・功罪のバランス
・その時どちらがその人にとって良いか、本人の気持ちを憶測することは難しいが、本人の利益を考え最善をつくす
・リスクばかりを考えると倫理が欠如してしまう。

実践の具体例
座布団・・・・滑り止めマットでカバーをつける
足台・・・・・・椅子に座っとき足がピタリとつくような工夫をする
低床ベット・・床から20センチ程度の物を使用してみる
時間があれば散歩にお誘いしてみる・・・・五感を刺激する

参加の感想
自分の中に、慣れと油断があるな!と思った。ケアの原点『その人を大切に思う心』・・・・忘れていないかと反省した。またあしたはデイサービスなので身体的な拘束はないが、『言葉での拘束』はある。どうしても、待っていてほしい時などきちんと目を見て心を込めて利用者様にお伝えしようと思います。自分自身の出来るところから少しでも良いデイサービスになるよう頑張ろうと思います。


人工関節、耐久性30年以上に伸ばす素材開発

人工関節メーカーのナカシマメディカルは人口関節の耐久性を従来の1.5倍の30年以上に伸ばす素材を開発した。樹脂にナノテクノロジー(超微細組技術)素材のカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)を混ぜ、人工関節が摩耗したり割れたりする劣化が起こりにくくなった。マウスなどで安全性を確かめ2年後をめどに臨床試験(治験)を始めたい考えだ
現在高齢者に多い『変形性関節症』は、患部を人工関節に置き換える手術などで対応することが多く、股関節の皿の部分はpリエチレン樹脂が主流となっている。しかし、20年ほどで摩耗や破損などで再手術が必要なケースも目立ち、今回の技術が実用化されれば患者の負担は大きく減ることになる。
しかし、カーボンナノチューブは人体に対して毒性があるとの指摘もあり、安全性を詳しく確認している段階である。人工関節を100年使ったことを想定して摩耗によって出てくるカーボンナノチューブをマウスの関節に注射しても問題は起こらなかった。今後はがんになりやすい特殊なマウスを使い発がん性についての検証を進める予定。

http://www.medical.nakashima.co.jp/


研修報告『摂食・嚥下困難な人への関わりについて』

研修の狙い
・「食べることは生きること」であり口から食べる重要性について学ぶ
・摂食が困難になった人が少しでも楽しく食べて健やかに生きていけるための支援方法を学ぶ
・認知症の人への食支援について学ぶ
・最後の看取りの時まで、口から安全に食べるための工夫と口腔ケア(簡単にできるリハビリ)の方法を学ぶ

講義・演習
・摂食・嚥下のメカニズム
・安全に食べるための工夫
・口から食べることへの支援

学んだこと
食べ物を口に入れてから、飲み込むまでの過程を実際に映像で見て、嚥下の仕組みが理解できた。顔を少し上に挙げた状態で水を飲む動作を自分で体験し、食べる時の姿勢の重要性を再認識した。
利用者さんの中でも水分やしょくじでむせこみがみられることがある。普段何気なくしている口腔体操もスタッフがしっかり重要性を理解し、利用者さんに伝えていかなければならない。
「生きる」ためには食べなければならない。いくつになっても、安全においしく食べるために、スタッフの支援は重要であると感じた。

研修資料『飲む込み体操・他』

2014年07月17日19時43分12秒0001

2014年07月17日19時43分12秒0002

2014年07月17日19時43分12秒0003