またあしたの仲間たちがふと思いついたことを気ままに発信

またあした栗東 NOW

ほぼ工事は終了しています。後は、扉を取り付け、清掃が入るのみとなりました。

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メインのデイルーム、道路沿いの窓には、ミラーカーテンが取り付けられます。

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同じデイルームから和室の方に向かって、左端が玄関、真ん中が事務所、小上がりの和室
和室については、設計途中からリスクを含めかなり議論があったのですが、正直、実際利用してみないと、どうなるか分からない部分は残っています。

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手前が、口腔ケア専用の洗面、またあしたでは、口腔ケアに力を入れることで、ご利用者様の、生命・生活のクオリティーが目に見えて改善することを実感してきました。そこで、新しい施設では、よりスタッフが効果的にケアできるよう、このような設備を設置しました。まだ、鏡は設置されていませんが、ご利用者様が座った状態で、ご自身で口腔内の確認が出来る高さに設置されます。

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トイレは4か所、内 介助用トイレは2か所写真のトイレは右は自立の方用、左の極端に狭いのは、主にスタッフ用(スタッフに割ける面積は少ないです・すいません)

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お風呂です。左が一般浴。右がチェア浴(セキスイ)です。
1日に最大稼働できるのは、18名が限界でしょうか?
個浴対応で、声掛けを行い、ご本人の能力をお使いいただくには、どうしても、ある程度の時間が必要になり、どれだけ効率的にサービスを提供しても、おひとり30分は必要になります。
今回の施設では、ユーティリティーホール内に整容を行うための場所を設置し、効率と丁寧なケアの両立を図りたいと思っていますが、思惑とうり動くかどうかは、スタッフのスキルもかなり要求されるような気がします。

内覧会は2月28日に開催します。まだ何もない、ガラーンとした施設を見ていただくことになるのですが、様々な失敗の中で学んだことを、形にし、おそらく、十分ではないですが、今の『またあした』の精一杯を表現した施設にはなっていると思います。

多くの皆様のご利用がいただけるよう、これから、この施設に関わるスタッフとともに、命を吹きいれる事になります。
前途多難ではあるな・・・・・・


『またあした』との正しい付き合い方について、関わっている皆さん、関わって下さろうとしている皆さんへ

2月上旬に求人を行い、ほぼ採用活動はひと段落はつきました。
看護師さんいついては、2名、仲間が増え、介護職については1名、参加してくれました。この人手不足の中、本当にありがたいです。

今回の、『またあした』のプロジェクトは、一つの事業所を閉鎖し、新たな事業所を開設するもので、栗東事業所開設当初は、法人全体で60名以上になった現行スタッフで稼働させていくのですが、正常に、事業所を稼働させていくためには、スタッフの増員が、今後どうしても、必要となります。

ゆえに、 またまだ、スタッフは欲しい、そこで、『またあした』との正しいお付き合いの方法について少し・・今体験していることを・・

介護保険制度は、事業者にとって、年々運営は厳しくなってきています。ただ、私自身は、まだやりようによって、十分にやっていける余地はあると考えています。(甘くはないですが)
この厳しい状況のなかで、どれだけ楽しめるか・・・・忙しさや・目先の運営の苦しさに追いまくられると、ついつい、楽しむことを忘れがちになりますが、そういった気持ちを忘れられない、仲間たちが、ここに残っています。(もしかしたら一部か? おまけに 結構みんな苦しんではいますが)

ぜひ、この『苦しくて楽しい』を経験してみませんか?
またあしたではあまり指示を出されることはありません、常に、自分で考え、問題解決をしていくことを求められます。とても面倒で、しんどい作業です。
それでも、自分で考え行ったことは、その思考経路を含め、全て納得できます。間違があれば、修正すればいいだけの話です。(業務上、修正の効かない、深刻な間違いが起こる可能性はやはりありますし、ヒューマンエラーを完全に排除することには高いハードルがあります。)

その上で、何がやりたいのか、そのために何が必要か、どう行動すればいいのかを見定め、前に一歩、ゆっくりと進んでいく、そんな法人でありたいと考えています。

たった、一度の、人生の時間です。
『日々七転八倒・回りは高い壁だらけ・でもそんなもんでしょう・・・と・・・そこを、楽しむ』
それが、『またあした』との付き合い方のような気がします。


手仕事 魚釣りゲームの準備をしています

またあしたの各施設では、作業プログラムの事を『手仕事』として位置づけ実施しています。
何が違うのかというと、手仕事として実施するプログラムは、必ず何か目的のために実施するという事です。
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今回、取り組む魚釣りげーであれば、
手仕事実施の前に、なぜなにの目的でこの仕事が必要で、作業に参加することで、どのような方々が、その作業の成果を、享受できるのか、という事を、繰り返し説明します。
そのうえで、手仕事に協力してくださることへの感謝を分かりやすく伝えながら、積極的に、自身の意思で
『その仕事、手伝ってあげよう』
と思っていただけるような、環境を作り出します。
時には、スタッフがわざと、大変そうな演技をし、協力を呼びかけるような手法も、そこに、嘘がなければ、意欲を引き出す重要な手段となります。
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どの施設も、スタッフの意欲を引き出すことに腐心し、そのれぞれの手法を編み出されていると思います。ただ、そのことをスタッフ間で共有したり、あるいは、対象者の能力を引き出せるような高いスキルを持っているスタッフの能力を、普遍化することには苦戦しているのではないでしょうか?
そのため、またあしたでは『作業』ではなく『仕事』として取り組むことで、仕事の結果としての『満足感』『結果として支払われるべき対価』(貨幣的なものを意味しているのではありません)をスタッフが、プログラム提供中に常に意識するよう、位置付けています。

言葉を変えるだけなのですが、意味が理解できれば、見事にスタッフの意識は変化します。
不思議です。