滋賀県コロナ感染症専用病床9月末までは現状維持 10月以降削減の方向へ

県の健康危機管理調整会議が1日、県危機管理センターで開かれ、新型コロナウイルス感染症の直近の動向が報告された。県は、1日から病床数を284床から200床に減らす方針だったが、感染者数の多さや医療機関からの意見を考慮して、今月末までは284床を維持すると説明した。
 8月31日現在の入院者数は151人で、病床利用率は53・2%。重症者数はゼロで、最大で確保できる病床数446床における利用率は33・9%と、危機的状況ではない。一方、一般病床で患者を受け入れている病院があることや、依然として感染者数が多いことを考慮して、病床数を現状維持とすることにした。10月以降は、国の方針を受けて最終決定する。