集団レクと競争心

デイサービスで集団レクを提供するとき、どのようにしてご利用者様に積極的に参加いただくのか、これは、規模の大小を問わず、どの事業所のスタッフも頭を悩ませるところ。スタッフが参加を呼び掛けても、なかなか、参加していただけず。参加する方も、少し、子供っぽいプログラムと感じたりすると、消極的で、少し恥ずかしげな参加で、盛んに盛り上げようと、スタッフがはりっきても徒労に終わることも多いのではないでしょうか、もちろん、またあしたでも、集団レクの運営がうまくいかないことはよくある事で、集団レク後に、利用者様もスタッフもモチベーションがだだ下がりになり、次回こそなんとかするぞと、心を入れ替える日々なのですが・・・・・
またあしたでは、そういった繰り返しの中で、ご利用者様の競争心をわざと煽る、という方法を積極的に取り入れています。細かな声掛けの方法や、手段レクにどのような形で導入していくのか、ということについては、ご利用者様との関係性や、ご利用者様同士の関係性、ADLやその日の気分によって対応が変わるもので、若干の熟練が必要ですが、簡単に競争心をプログラムに取り入れる方法もあります。
それは、ご利用曜日で、お互いの成績を競い合うというものです。これは、もともと、いまはなき『笑っていいとも』での番組の中でやっていた、ようびたいこうをスタッフがパクッたのですが、誰かと競うという方法を集団レクに取り入れるだけで、たちまち、ご利用者様の真剣度・本気度に大きな変化が現れます。当然、そこに導く、スタッフの声掛けは、施設によって様々な創意工夫が必要ですが

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これは、曜日対抗の結果を伊勢事業所で表示したもの、字はすべてご利用者様が書いたものです。こういったところでも、ご利用者様の役割は取らない、出来ることは何でもやってもらう、という、またあしたの取り組みが確実に行われています。