またあしたでは、介護保険におけるサービス単位の加算項目として、これまでの介護職員処遇改善加算(以下、処遇改善加算)に加え、令和2年4月より介護職員特定処遇改善加算(以下、特定処遇改善加算)を取得することになりました。
※またあした伊勢、またあした栗東は特定処遇改善加算Ⅰ
※またあしたみそらは特定処遇改善加算Ⅱ
処遇改善加算は、介護職員の賃金を改善し、介護における雇用の安定を目的に、平成24年度から、それまでの「介護職員処遇改善交付金」に代わり設けられたものです。
しかしながら介護職員の不足や賃金改善が依然として進まない状況から、令和元年10月より処遇改善加算の上乗せという形で、技能・経験のある介護福祉士を中心に更なる賃金改善を行うべく、特定処遇改善加算が新たに設けられました。
上記2つの加算は、基本利用料など他の費用・加算と同様、一般的に9割が公金で賄われ、残りの1割はご利用者様の負担となっています。そのため、どの事業所でも受けられるわけではなく、介護職員の処遇改善のためのキャリアパスを用意し、介護職員がキャリアアップできるような取り組みを図っている事業所が加算を取得できることになります。
またあしたでは、介護職員の賃金を上げていくことはもちろん、介護職員として経験や研修を積むことでどうキャリアアップをはかれるか、キャリアパスを見える化することで、やりがいを持って働き続けられる「魅力ある職場」にしていきたいと考え、以前より規則や制度の整備等様々な取り組みを行ってまいりました。
先述の通り、両加算とも一部ご利用者様の負担がある仕組みのため、ご利用者様がサービスを利用いただく上で、事業所としてこれまで以上に質の高いケアを提供していかなければなりません。
介護職員がキャリアアップを図り、他の産業で働く方々と同水準の賃金を保証され、安心してやりがいを持って介護の仕事に取り組んでいただくことが、わたくしたち法人の理想です。
現状ではまだまだ道半ばではありますが、志を持って、ご利用者様の満足、スタッフ(介護職員)の満足、法人事業の健全な運営という「三方よし」を実現すべく、今後とも頑張っていきたい所存ですので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。