ノロウイルス 対応を難しくする『不顕性感染』

1月16日 浜松で起こった1000人を超える、大規模なノロウイルスの集団感染が起こった。その後もノロウイルスの威力は衰えることなく、各地で集団感染のニュースが流れた。浜松での感染源についっては、今も調査中とのことだが、おそらく、提供された食パンが感染源ではないかといわれている。この食パンを製造した会社のトイレからはノロウイルスが検出され、4名の調理員からもノロウイルスが検出されている。しかし、今回は、このノロウイルスが検出された4人は、みな、体調を崩した事実がないということだった。
実はこのことは、とても重要で、ノロウイルスに感染しても3〜7割は症状が出ないことが多く、このことを『不顕性感染』といい、体調が悪くないのに、ノロウイルスを保菌し、大きな感染源になってしまう可能性が高い状態を作ってしまいます。
感染力の強いノロウイルスの対応については、どの施設も、かなりの神経を払っているはずですが、目に見えない形での感染が広がる『不顕性感染』の対応については、徹底した予防をはかるしか手はありません。
うがい、徹底した手洗い、日頃の体調管理を行い、それでもだめで、万一、疑わしいなぁやばいなぁと、思ったときは、周りに感染を広げないことを第一に、これ幸いと、会社も学校も休んじゃったてください。
それしか方法はなさそうです・・・・