昔将棋が好きやったんや!』
アセスメントをすると、時折、お聞きするバックグラウンドの一つです。
どの施設も、男性利用者様に取り組んでいただくプログラムには苦戦していることと思うのですが、またあしたでも、そこは同じだと思います。
将棋や囲碁のプログラムは、関係者の皆様から、昔好きだったからというお話から、取り組むべき課題としてあげられることもあるのですが、実はなかなかハードルが高く、スムーズに実現することが、難しいプログラムであると、私たちはとらえています。
その理由としたは、対戦相手がボランティアさんの場合であっても、認知症疾患がある場合、程度にもよりますが、かなりサポートしないとゲームとして成立しない場合が多いこと、個人の性格などにより、対応が難しくなる場合があること、勝ち負けが付くので、場合によってトラブルになる可能性があるなど。かなり神経を使わなければならないプログラムなのです。
ところが、とある日
利用さんどうしで将棋を指されていました。
どうここまで持ってきたのか、みそらスタッフの腕に感服です。
穏やかな表情で、将棋を刺されている、お二人の男性ご利用者様
内心はもしかしたら『ぜったい負けたくないぞ』と思われているかも
でも、この瞬間、理想的なケアの一こまを見ることが出来ました。