価値観を変える・・・・作業を作るという発想 日常生活動作での取り組み

またあしたでは、ご飯を食べた後、とても忙しくなる

「○○さん、これ拭いてくれる」
「ちょっとそこのお皿取って」
「ふきん ぐしょぐしょや・・・」
「ちゃんと種類ごとにそろえて!!」
「割らんように そーっと 運んでや!」
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30人近い食器の片づけ、大変な量になるのですが皆さんにお手伝いいただいてあっという間に片付きます。またあしたではこのプログラムを日常生活動作訓練として位置づけ、積極的に取り入れています。
皆さん体調があったり、気分にむらもあります。一本調子で提供できるプログラムではなく、常に、ご利用者様の表情に配慮しながら実施しなければなりません。そのためにも、プログラムを作業として行うのではなく、皆様にご協力いただく仕事として位置づけ、ご協力いただいたことに最大限の感謝を分かりやすくお伝えする。そのことがとても重要になってきます。
また、作業実施についても、細かな配慮を求められます。認知の状態や、麻痺のあるなし、現状の筋力についても、気を配る必要があります。その上で、得意な人に仕事が集中するのではなく、どなたでも、参加できる環境の構築と、参加することで得ることが出来る可能性のある満足感を得ていただくように、プログラムを考えなければ上手く実施できません。
配慮が無ければ、参加することで、自信を失うような自体が簡単に発生します。
プログラムの目的はあくまでも、日常生活を基本とした機能訓練である事、加えて、参加することで、楽しみややりがいを得ることが出来、可能ならば、自信につなげたい、私たちはそういう思いで、ご利用者様と向き合う事を心がけています。